相続って意外と身近な問題なの?
普段の生活の中で、あまり頻繁には「相続」のことについて考えないものですよね。
その言葉から「相続って財産をたくさん持っている人が関わるもので、自分にとってはあまり身近な話ではないなー…」というように思われる方もいらっしゃるかも知れません。
意外なことに、この相続は私たち一人ひとりが関わっている身近な問題です。
相続をしようとする側のほかに「相続を受ける側」にも、この問題を事前に考えておかなければならない事情があります。
相続税の課税状況から考える
平成27年に相続税法が改正され、現在は相続税の基礎控除が以下の通りになっています。
3,000万円+法定相続人の数×600万円
財務省が公表している相続税・贈与税に係る基本的計数に関する資料によると、平成29年の死亡者数1,340,397人に対し、相続税が課税された件数は111,728件でした。
課税件数割合は全体の8.3%で、簡単に言うと100人に8人は相続税を納付する必要のある相続手続きが生じたという結果が記録されています。
上に載せている財務省のページリンクから読み取れるように、平成27年の相続税法改正から徐々に課税件数の割合が上がっていることも注目できます。
相続税を納付するケースに、自分も該当するかもしれないということを考える必要がある結果だと見ることができます。
相続の際によく起こる問題から考える
実際に遺産の総額が低かったとしても、この遺産の分割について裁判所が事件として扱う数が多いことも注目できます。
裁判所が公表している「第44表 遺産分割事件数」によると、令和元年度の全国の家庭裁判所で扱われた遺産分割に関する事件数は12,785件でした。
上記の件数は実際に家庭裁判所で扱われた件数ですが、裁判所に訴えないまでも遺産をどう分割するかで揉める…といったケースがまだ多く眠っているとも言えるかもしれません。
このような問題を未然に防ぐため、相続の問題を真面目に考えることは大切です。
相続診断士に相談してみよう
札幌そうぞくクリニックでは、そのような相続問題について知識を持っている専門家とお客様をつなぐ「相続診断士」がおります。
もし相続に関する対策で何をしたらいいか不安になっても「頼れるところを知っているか、いないか」には大きな違いがあります。
相続の問題は千差万別で一人ひとりに必要な事柄が違いますが、相続診断士はどのようなケースでもお客様に安心して頂けるご提案ができますので、お気軽にご相談下さい。